トピックス
第2回日本サービス大賞「総務大臣賞」を受賞しました!
11/27/2018 お知らせ
第2回目となる今回は、全国から約400件の応募が寄せられ、主催者であるサービス産業生産性協議会(SPRING)に設置される委員会による厳正な審査を経て、1件の内閣総理大臣賞、1件の経済産業大臣賞、関係大臣賞をはじめとする合計18件の各賞の受賞者が決定されました。
創業100周年の本年に、これまでの陣屋の取り組みが「日本を代表するサービスのしくみ」として評価され「総務大臣賞」という大変栄誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。これからも、企業目標である「旅館を憧れの職業に」を実現すべく、サービスとITを融合し、お客様も働くスタッフも幸せを追求する仕組みを業界に広げていきたいと存じます。
受賞内容
■サービス名
旅館・ホテル経営をITの力で改革する
「陣屋コネクト」
■選考理由
- 倒産の危機を、自社開発のクラウド型旅館管理システム「陣屋コネクト」で打開。旅館業務に必要な機能を網羅し、業務効率化や情報共有、経営情報の一元管理を可能とした。
- 勘と経験に依存しがちな旅館サービスにおいて、ICTの有効活用により、サービスの質と労働生産性の向上を実現。
- 陣屋コネクトは300超の他社施設にも提供。各旅館の個性を保ちながら経営改革を支援し、地域観光の価値向上と雇用の創出に貢献している。旅館同士のリソースの融通にも取り組む。
NHK NEWS Webにも掲載されました
日本サービス大賞 最優秀に三菱地所
2018年6月28日 19時15分
優れたサービスを提供する事業者などを表彰する「日本サービス大賞」の表彰式が都内のホテルで開かれ、東京 丸の内のまちづくりを官民一体で進めた不動産大手の「三菱地所」に対し、最も優れた取り組みだとして、内閣総理大臣賞が贈られました。
「日本サービス大賞」はGDP=国内総生産と雇用の7割以上を占めるサービス産業の生産性の向上を目指し、優れたサービスを提供する事業者などを表彰するために、3年前に設けられました。
東京 港区のホテルで行われた「日本サービス大賞」の表彰式では、東京 丸の内のまちづくりを官民一体で進めた不動産大手の「三菱地所」に対し、最も優れた取り組みだとして、内閣総理大臣賞が贈られたほか、総務大臣賞にはIT技術を活用して経営改善などを推進した神奈川県の旅館「陣屋」が選ばれました。
表彰式に出席した安倍総理大臣は「わが国のサービス業における生産性革命を力強くけん引してほしい。政府としても、あらゆる政策を総動員して、勇敢なチャレンジを応援していきたい」と述べ、生産性の向上に向けた取り組みを政府として支援していく考えを示しました。
週刊観光経済新聞一面トップにも紹介されました
日本サービス大賞 総務大臣賞に陣屋
優秀賞優れたサービスを行う事業者を表彰する「日本サーピス大賞」(主催、日本生産性本部・サーピス産業生産性協議会)の表彰式が6月28日、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京で開催された。18件が選ばれ、観光業界からは陣屋(神奈川秦野市)が総務大臣賞、北海道宝島旅行社(札幌市)が受賞した。
日本サービス大賞は2016年度に続き2回目。全国から392件の応募があった。第1回内閣総理大臣賞はJR九州の「ななつ星in九州」が受賞している。
今回、最優秀である内閣総理大臣賞は三菱地所(東京都)が受賞。東京・丸の内の再開発で土日もにぎわうエリアを実現したことなどが評価された。安倍晋三首相が同社の杉山博孝会長に表彰状と記念品を手渡した。首相はあいさつで「総理大臣賞を、いつの時代かには世界のサービス大賞にしたい」と述べ、受賞企業に対し「我が国のサービス業における生産性革命をけん引して欲しい」と期待した。
総務大臣賞を受賞した陣屋からは宮崎知子代表取締役女将が和服姿で登場し、坂井学総務副大臣から表彰状と記念品を受け取った。
倒産の危機を自社開発しのクラウド型旅館管理システム「陣屋コネクト」で打開したことが高く評価された。特に旅館業務に必要な機能を網羅し、業務効率化や情報共有、経営情報の一元管理を可能にしたことや、陣屋コネクトを300越の他社施設にも提供し、旅館同士のリソースの融通に取り組んでいることなどが大きなポイントとなった。
本紙の取材に応じた宮﨑さんは「創業100周年の年に栄誉ある賞をいただき大変光栄です。『旅館を憧れの職業に』という目標達成は道半ばですが、この取り組みを業界に広げて、(旅館の)活性化に貢献できればうれしいです」と笑顔で語った。(後略)
タウンニュース 秦野版にも紹介されました
日本サービス大賞「陣屋コネクト」に総務大臣賞 効率化や生産性向上評価
国内すべてのサービス提供事業を対象にした日本サービス大賞の発表・授賞式が6月28日に行われ、鶴巻温泉の(株)陣屋が自社開発したクラウド型旅館管理システム「陣屋コネクト」が総務大臣賞を受賞した。
日本のGDPと雇用の約7割を占めるサービス産業。サービス大賞は多種多様なサービスを共通の尺度で評価し、「きらりと光る優れたサービス」を提供する事業者を表彰しようと創設された。サービス産業生産性協議会が主催し、第2回目となった今年は全国から400件が応募。内閣総理大臣賞など9部門で18事業者が表彰された。
総務大臣賞を受賞した「陣屋コネクト」は、同社が独自に開発したクラウド型旅館管理システム。2009年、苦境にあった旅館経営を立て直すため、前社長の宮﨑富夫氏が社長に就任。大手自動車メーカー研究所のエンジニアであった宮﨑氏が心血を注いで作り上げた。
システムはまず膨大な顧客情報をデータ化し、予約受付のオペレーターから厨房の料理人、客室担当者などがスマートフォンやタブレットを持ち、情報を共有化。情報が瞬時に全従業員に伝わることで、サービスの質、生産性が向上した。経営情報なども見える化したことで、驚くことに同社は経理部が存在しないという。
システムの導入で10年前には従業員が120人だったか、現在では45人で回すことが出来るようになっている。社員の平均年齢も45歳から30歳になり、平均年収もアップし、離職率はなんと3%というから驚く、16年1月からは週休3日制も取り入れられている。
同社のこのシステムはすでに全国300社を超す施設で導入されている。また、様々な旅館と協力し、食材や労働力を融通しあう「JINYA EXPO」も展開していくという。同社の代表を務める女将の宮崎知子さんは「取り組んできたことが評価されて嬉しい。業界の活性化に取り組み、旅館を憧れの職業にしたい」と話した。